VISION
目指す世界
人と自然が、100年先も
共生できる世界を創る
今、自然環境は危機に瀕しています。
プラスチックによる海洋汚染。
乱獲による水産資源の枯渇。
未だかつてないスピードで海が破壊され、
この20年で、多くの水生生物が
生きていけなくなると言われています。
人は、水辺で文明を発展させてきました。
自然の美しさに感動し、
未知の性質から知恵を学び、
生きる力をもらってきました。
このままでは、人はその恩恵を
永遠に失うことになります。
人がこの先もずっと、
水生生物と共生していくために。
私たちイノカは、生態系を完全に
再現する技術を研究することで、
全ての水生生物を未来に残し、
その価値を人々に届けていく
「イノカの方舟」を開発していきます。
ARTIFICIAL ECOSYSTEM ARTIFICIAL ECOSYSTEM
ARTIFICIAL
ECOSYSTEM
人工生態系
生態系を、今までにない高水準で再現し、
効率よく管理していくために。
イノカでは、趣味で生態系を構築してきた
アクアリストのノウハウと、
IoT・AIの技術を組み合わせ、
微生物から魚・サンゴまで様々な生体の
管理・育成を行うシステムを開発しています。
※水質(30以上の微量元素の溶存濃度)をはじめ、
水温・水流・照明環境・微生物を含んだ様々な生物の関係など、
多岐に渡るパラメータのバランスを取った、
自然に限りなく近い環境を「人工生態系」と定義。
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メディア掲載実績
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「海洋生態系」「SDGs推進」「AI・IoT分野」の知見を活用した
各種コンサルティング / 共同企画 / 共同研究 / システム開発 を承っております。
お問い合わせをお待ちしております。
〒105-0001
東京都港区虎ノ門3丁目7−10 ランディック虎ノ門ビル 2F
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YOTA TAKAKURA
高倉 葉太 [CEO]
1994年生まれ。
東京大学院 落合陽一を輩出した暦本研究室所卒。
大手企業からスタートアップまで数多くのシステム開発受託に従事。
受賞、メディア掲載等多数あり。
人と自然の新たな在り方を創造する
私は幼少期から自宅で熱帯魚、古代魚、エビ、サンゴなどを飼育してきました。そして、彼らの美しさ、神秘さ、面白さに常に惹かれてきました。
しかしその後、大学で機械工学やAIなどのエンジニアリングを学ぶにつれ、「生き物なんか大したお金にもならないし、そんな分野でビジネスをするのは格好良くない」と思い、ハードウェアベンチャーを立ち上げようとしたり、色々な経験を積んできました。一方で、このままエンジニアリングを続けて、本当に世界を変えられるような企業を作れるのか?という悩みも生まれはじめました。どれだけ考えても正解はわからなかったのですが、「とにかく自分が熱くなれるものを探そう」と考え、思い出したのが、魚やサンゴなどの水性生物だったのです。
そこからは、水生生物に関わる色々な方に会いました。そのなかで圧倒的に衝撃を受けたのが、弊社CAOの増田をはじめとするアクアリスト=観賞魚を自宅で飼育している人たちです。「自宅に本気でサンゴ礁やアマゾン川つくっている。」彼らの生き物に対する愛に僕は魅了されました。彼らの熱量を、そして、何より彼らが大事にしている生き物の素晴らしさを、僕が今まで身につけてきたテクノロジーを使って、世の中に届けたい。自分はそのために生まれてきたのだと、その瞬間確信しました。
イノカはそんな、「生き物の魅力を世の中に伝えたい」というシンプルな想いからスタートしています。「自然の素晴らしさをもっともっと届けて、自然をリスペクトしてもらえるよう頑張る」ということを1番大事にしながら、会社を経営しています。
自然の素晴らしさを知ることで、人はより豊かな人生を過ごせるようになり、より人類は発展していけると考えています。それと同時に、「自然を大事にしよう」という考えがもっと一人一人のなかに芽生え、より良い地球環境が築かれていくはずです。
生き物への愛と、テクノロジーの力で、100年先も本当の意味で人と自然が共生できる社会をつくる。この美しい地球を未来に、永遠に残していきたいと考えています。
イノカでは、「水質(30以上の微量元素の溶存濃度)をはじめ、水温・水流・照明環境・微生物を含んだ様々な生物の関係など、多岐に渡るパラメータのバランスを取った、自然に限りなく近い環境」を、人工生態系と定義しています。
上の図は、弊社の人工生態系の基本設計図です。数種類のサンゴや数十種の魚・貝類、微生物とプランクトンなどは、互いに「食べ・食べられ」、「住み・住まれ」、そして対立し合う複雑な関係にあります。人の手を加えなくても循環する生態系の構築には、このバランスを全て調整し、様々な機材を適切に配置することが必要です。私たちは、この繊細で複雑な設計図を、アクアリストと呼ばれる趣味で生態系を構築してきた人間のノウハウと、様々なテクノロジーを融合させることで実装しています。
弊社のアクアリストは、プロでも飼育が難しいようなサンゴを飼育することが可能です。さらに、機材や生体に対する幅広い知識を活かすことで、魚類や棘皮動物など様々な生物を同時に飼育し、サンゴ礁における生態系の循環を再現できます。
また、アクアリストの高い飼育技術を再現しサポートするために、様々なテクノロジーを活用しています。IoTを駆使することで、0.01度単位で水温をコントロールする技術や、適切なタイミングで餌を投入できるハードウェア、生体をリアルタイムで画像で記録できる水上ドローンなどを開発しています。
アクアリスト×テクノロジー。この両方の技術を保有する企業は、世界に弊社しか存在していません。私たちは、この人工生態系技術を確立し、人と自然が共生するために、あらゆる課題を解決していきます。